趣味の部屋Bofcs（スノボ・MTB編）

某キャンプ場に到着したのは、朝の6時。



朝食を済ませ、遊歩道を1周。

それでも、時間はたっぷりある。

それならと、10km先の温泉に散歩がてら、歩いてみる事にした。

温泉を目指しながらも何の用意もしてなかったので、入る気はなかった。

メインは散歩。

ただ、普段の長距離の散歩（10km）に行くと、ウチのワンコは残り数百m

は疲れて、下手すると担いで帰ってくることもある。

ので、ワンコの様子を見ながら、ダメそうだったらいつでも引き返そうと

思ってた。時間はたっぷりあるし、休憩しながらなら帰ってこれるだろう。

そんな感じでテクテク歩いてた。



遠目でもはっきりと分かる「四つ葉のクローバー」を発見。

何か良い事が起きそうな予感・・・

歩きの速度なので、写真もゆっくり撮れる。







花を撮ってるのに、知ってる名前は1つもありません

途中の川で水浴びなんかしたりして・・・



道を元に戻し歩いていると、何ともふてぶてしい猫が出現。



写真を撮ったり、歌を歌いながら歩いてました。

こんな時歌う曲は決まっているんです。それは「小公女セーラ」（笑）

♪　遠い道を歩くとき、歌を歌えば近い
　　 道端の花摘みながら～

そのままの曲ですね。

ワンコも順調に歩き、気付いたら温泉に着いてしまった。

リュックの中に汗拭き用のタオルが入ってるのを思い出し、温泉に入ることに。

ここの温泉は山奥にあり、向かう道は一本道なので、駐車場に付くと途中

抜かれた車が止まっている。こちらの存在に気付き、歩いて此処まで来たの？

って、驚かれた。いや、そんなに歩いて無いと思うんですけど・・・

お風呂に入っても私の存在に気付いた人からかなりの質問攻め。

風呂から出て食事をしようとすると、蕎麦2600円。高過ぎっ！

寿司が食えるはっ！

なんで、お土産売り場で売ってたせんべいを買って、それを食べた。

木に括り付けたワンコの元に戻ると、熟睡中

足の裏がふやけてたので、このまま歩くとやばそう。ここでたっぷり休憩。

フヤケも取れたので、キャンプ場を目指す。

しかし、今日のコイツは元気だ。

普段の散歩では横を歩くように躾てあるが、写真を撮ったり両手を使いたいので

リュックのバックルにリードを通して歩いていた。こんな感じで。



こうやって歩くと、横を歩かれるとリードを跨いでしまうので、先を歩くようにさせてた。

私を引っ張るほど、まだコイツは元気。凄いな。

ところが、上の写真を見ても分かるように、私が履いてるのはウォーターシューズ。

靴底はラバーで、衝撃緩衝材なんてものは入ってない。

衝撃がダイレクトに自分に返ってくる。

ここまでコイツが歩けると思ってなかったので、こんなに歩くと思ってなかった。

体力も残っているし、筋肉疲労もないけど、両足首が痛くなってきた。

自然と歩く速度は遅くなった。

すると・・・

10歩進むとワンコが振り返るようになった。

更に歩くと私に歩み寄り、左手をペロッと舐めまた元の位置に戻り歩く。

それを繰り返す。

明らかに私の体調を気に掛けている。そんな姿に感動

行きの休憩は川に入った1回。帰り道はまだ取ってない。

両足首が相当痛くなってきたので休憩を取る。



分り難いけど、両足首が腫れて来た。（汚い写真でスミマセン）

相当痛いけど、我慢は出来る。

なので、更にゆっくりと歩く事にした。

やはりワンコは先程の行為を繰り返す。

ちょっと歩くとこっちを振り返る。

暫く歩くと戻ってきて手を舐めて、先を歩く。

もっと休憩を取ろうかと思ったけど、コイツのこの行為で元気が出てくる。

結局、帰りも休憩1回でキャンプ場に戻ってきた。

しかし、凄いな。20km歩いちゃったよコイツ。

念の為、ワンコの足を調べてみた。

すると一箇所、指と指の間が擦り切れて出血があった。

自分も怪我しているのに、ずっとこっちを気に掛けてくれてたんだ・・・

私はと言うと、足首の痛さで自分の事しか考えてなかった。

ゴメンナ・・・　お前の怪我気付かなかった・・・

そう思ったらなんか泣けてきた。

ええ。言われなくても分かってますよ。

只の、親馬鹿です。

きっとあの四つ葉のクローバーは、犬との信頼を深められた祝福だったんだろうな。